妖怪の日常(?)

3話「教室」

[2008.8.1 02:39]
自分や友達の体験談、どこかで聞いた話や読んだ話など……どれなのかはご主人様お嬢様の想像にお任せします。



はじまり


体験者はやっぱりAさんです。



大学では一回の講義ごとに教室が変わります。

お昼休み後の英語の授業

Aさんたちのグループはいつもその時間、誰よりも早く教室に行きます。
早く行って特に何をするというわけではありませんがいつもなんとなく一番乗りなのです。



ある日、いつものように教室に向かいました。

教室の前に着き、今日は誰か私たちより早く来ているなぁーとAさんはわかりました。
ドアについているガラス窓から赤いカバンを整理している女の子が見えたからです。
同じクラスの人の顔はもう覚えていますが、後ろ姿なので誰なのかはわかりません。


特に気にせずそのままドアを開けて教室の中に入りました。

開けた瞬間「あれ?」と思いました。



中には誰もいません。



電気も消えています。


行き違いとも思いましたがドアを開ける一瞬で教室の後ろの方から前のドアへ行くのは不可能です。


「さっき誰かいたよね?」

と友達に聞くと

「最初から暗かったよ」
「え?いないでしょ?」

という答えしか返ってきませんでした。
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